【川原健一の調査】カレーのスパイスにまつわるアーユルヴェーダ
みなさんこんにちは。川原健一です。
最近久々に近くのおもしろいネパール人店主が作っているカレー屋さんに行ってきました。
そこのチーズナンがとても美味しく、店主特製カレーの辛さとマッチしていしてついつい沢山食べてしまいます。
カロリーを計算すれば恐ろしいとは重々承知の上ですが、たまに行く分なら大丈夫だろうという気持ちで食してしまいます。
寒い冬にカレーは本当に美味しいものです。
私が食べている最中、壁にスパイスの効能という店主自作のポスターを目にしました。
店主にこれは何なのか聞けば、「カレーに入っているスパイスの効能はアーユルヴェーダではとても良いとされているんだよ」と答えてくれました。
アーユルヴェーダという言葉は一種の健康法として聞いたことがあるのですが、カレーのスパイスもアーユルヴェーダに関わっているというのは初耳でした。
というわけで、今回のブログはカレーのスパイスとアーユルヴェーダについて調べてみましたので共有したいと思います。
【アーユルヴェーダとは】
サンスクリット語の「アーユス(Ayus|生命)」と「ヴェーダ(Veda|知識、学問、真理)」が合わさった言葉で、「生命の科学」ともいわれています。
つまり医学のみならず、生活の知恵や生命科学、哲学の概念も含んでいるので、病気の治療だけではなく、人生を豊かにする研究と言われています。
「アーユルヴェーダにおいては、病気の発生した原因はそもそも「何か」「何処か」という視点から患者に向き合い、身体の診察はもちろん、生活習慣・家族や仕事、周囲の人間関係など、まずはその人自身を理解し、精神的なストレスの程度や食生活の傾向など、幅広い内容から「病気」の原因を探り、問題の根本的な治療・解決を行っていきます。」
とアーユルヴェーダを紹介されているサイト「アーユルヴェーダライフ」に紹介されています。
日本では、そんなアーユルヴェーダの仕組みの一環として、女性を中心に美容法としてよく使われるようになりました。(アーユルヴェーダは人生の若返りなどにも取り組まれているそうです)
ヨガやオイルマッサージもアーユルヴェーダです。
【カレースパイスにもアーユルヴェーダが】
一言ではとても表せないほどの歴史があり複雑なアーユルヴェーダです。
しかしアーユルヴェーダは食事にも取り入られています。
アーユルヴェーダ本場のインドではアーユルヴェーダの健康法に則ったスパイスが入ったカレーが愛されているのです。
例えば、
- ターメリック(ウコン)
- クミン
- 健胃・消化促進・解毒・駆風などの効能があります。
- ローリエ(月桂樹)
- 生薬として月桂葉とも呼ばれ、芳香性の健胃薬として、煎液は神経痛やリウマチに使用されます。
- ナツメグ
- 日本でも古くから健胃薬とされてるように、インドでも消化を促し便通をよくし、美肌に効果があると考えられています。
- ニンニク
- 世界各国でも使用されている香味野菜ニンニクにも、糖質の分解を促すアリシンも含み、疲労回復や体力増強に効果があり、滋養強壮の効果もあるといわれています。
などなどカレーに入っているスパイスには多くのアーユルヴェーダが関わっているのです。身近なスパイスでも健康法に関係しているのですね。
文字通り医食同源というわけです。
気温の高いインドで健康に過ごすためには、毎日の習慣が大事だと思います。
そんな厳しい季節の知恵として、スパイスがふんだんに使われるカレーはアーユルヴェーダが大きく関わっているのかもしれません。
【まとめ】
アーユルヴェーダ…とても奥深いですね。
アーユルヴェーダを詳しく書くには大変時間を要す可能性が高いですが、美味しくて健康にも良いとされるカレーにもアーユルヴェーダが深い関わりがあるのは驚きでした。
寒い季節こそ、心身弱ってしまう今こそカレーを食べてみても良いかもしれません。