【川原健一の疑問】成城石井の経営成功のカギとは?
こんにちは、川原健一です。
みなさんは成城石井というスーパーをご存知でしょうか。
成城石井とは、少し風変わりなスーパーマーケットです。
スーパーらしからぬ、少し高めの値段に設定しており、ほかのスーパーやコンビニではあまり見かけない製品やオリジナル商品を置いています。
そんな強気そうにみえる成城石井に、「価格を高くしては売上に響くのでは?」と考えるかたも多いかと思われます。
しかしイオンやイトーヨーカドーなど大手スーパーマーケットの業績が振るわないなか、成城石井は大きく経営を伸ばし続けているそうです。
私川原健一も成城石井にはたまに足を運ぶのですが、置いている品物美味しいのですよね。
少し贅沢したい時や、イチ推しスイーツを食べたい時にとてもありがたいスーパーです。
ですが成城石井はなぜここまで成功したのでしょうか?
【成城石井は品質を求めた】
成城石井は品質にこだわっているようです。
価格競争に入るのではなく、多少ほかのスーパーより高くても品質を第一に置いていることが成功の秘訣だそうです。
ライブドアニュースによりますと、成城石井の独自性は歴史的背景が関連しているといいます。
成城石井は1927年に創業された老舗ですが、世田谷区の成城学園前にスーパーを置いていたそうです、
そのため多くの大学教授や経営者の多い立地での経営だったため、目の肥えた消費者のための高品質を考えるようになったといいます。
また、もう1つの理由として、76年にスーパー化されて以来、小田急沿線の地場スーパーである小田急OXと競争しなければならなかったそうです。そうした事情で鍛えられ、独自性のある商品を開拓して、成城石井なら間違いないと考える良質な太い顧客を獲得してきたといわれています。
成城石井執行役員コーポレートコミュニケーション室・五十嵐隆室長はインタビューで、
「品質の確かなものをお求めやすい価格で販売しているので、高品質なスーパーです。よく間違えられますが、高級スーパーではないです」
と発言しています。
確かに手の届く範囲で美味しい商品を沢山ラインナップしていますよね。
コスパの良いものを作る商品開発の努力が伺えます。
さらに消費者のニーズを調査しながら生き抜いてきた成城石井の6割は駅ナカに設置されています。
駅によって消費者の特性が違うため、フレキシブルに品揃えを変えているそうです。
【品質を考えると安いと思わせる】
成城石井は高品質を求め、食品工場は自社で所有しています。
惣菜はすべて一流のホテルやレストラン、和食店などで働いていたプロの料理人が作ります。
手作業でつくりあげることは機械で作るよりも美味しいのです。
あの成城石井の大人気プレミアムチーズケーキもほとんど機械を使わず、職人がひとつひとつ作っているそうです。
徹底的に自社ブランドで美味しいものを追求している努力が、私たち消費者にも伝わるのでしょう。
「ほかのスーパーより高いけれど、美味しいし質の割に安い」と考えていくのです。
成城石井の人気の秘訣は様々ですが、まず大きな一因としてはあの高品質さでしょう。
この記事を書きながら私川原健一たまらなく成城石井に行きたくなりました。
近々、足を運びたいとおもいます。