【川原健一の疑問】昆虫食のメリットとは?
こんにちは、川原健一です。
みなさんは昆虫を食べたことはありますか?
ちなみに私川原健一は一度タイ旅行にてコオロギを食べたことがあります。
見た目はまあお世辞にも怖くないとは言えませんが、味は美味しくてサクサクとした食感を楽しめました。
今国際的な関心として昆虫食が注目されています。
2013年に国連食糧農業機関(FAO)が30年後人口が90億人に達すると見込まれる食料問題の解決手段のひとつとして着目しはじめました。
そして2015年、欧州連合のEUが新規食品(Novel Food)として昆虫食を規定。
そのためEU国では昆虫が食べ物としても流通販売できるようになったそうです。
日本でも無印良品が昆虫を使った食品の商品開発をしていると報道されました。
ですが、私たちが昆虫食を始めることで良い影響はあるのでしょうか。
【昆虫食は歴史的な食べ物だった】
紀元前には狩猟文化だったためです。
しかし農作文化や家畜文化が次第に発達すると、昆虫は不衛生で農作物を荒らす害虫として嫌われていったと考えられています。
今もなお東南アジアや南米では昆虫を食べる文化は残っていますが、欧米諸国や大半の日本では昆虫食の文化が消えたというわけです。
※日本では長野県や一部地域でイナゴなどを佃煮にする文化があるそうです。
【なぜ昆虫は食糧危機の解決手段?】
ではなぜ昆虫は食糧危機の解決手段として期待されているのでしょうか?
①高い栄養素
実は昆虫には豊富な栄養があります。
人間の体を構成する重要な物質であるたんぱく質は80%にものぼり、ビタミンやミネラルも組まれているようです。
また、人間の栄養で重要な鉄分も含まれており、なんと牛肉と同等かそれ以上の無機鉄を含有しているそうです。
(日本語字幕付き)
②家畜より負担が少ない
FAOの報告書「食用昆虫~食料・飼料安全保障の将来展望」によると、牛や豚といった従来の家畜に比べて、昆虫を育てるのは環境にもよく、生産率も高いそうです。
例えば牛肉を牛肉1キロを生産するのに8キロの飼料が必要なのに対し、昆虫は2キロで済むといった飼料変換率の高さです。
さらに地球温暖化ガスの14.5%は家畜に由来されているそうです。
つまり家畜と比べると昆虫は土地だけでなく、採取や養殖が比較的容易で、栄養も高く、環境に優しい食べ物なのです。
発展途上国だけでなく、先進国でも大変良い栄養源であると考えられます。
【まとめ】
いかがでしたか?
虫を食べるとはちょっとショッキングな方もいらっしゃるかもしれません。
ですが食べてみれば意外と何も思わないですよ。
むしろおいしいです!一度昆虫食に挑戦し、それでも怖い場合エビのような食べ物として食べてみてはいかがでしょうか?