【川原健一と東京2020】パラリンピック競技アーチェリーはオリンピックと何が違う?
こんにちは川原健一です。
パラリンピックに興味がわき始めた私川原健一は、パラリンピックの競技について色々勉強しつつあります。
その中でも特に気になるのはアーチェリー部門です。
オリンピックとパラリンピック両方の公式競技として認められていますが、何かルールや点数など異なったりするのでしょうか?
【オリンピックでのアーチェリー】
まず、オリンピックでのアーチェリーについて簡単に説明したいと思います。
アーチェリーは、的を狙って弓で矢を放ち、得点を競う競技です。
なんとその距離70m先にある標的を狙って得点を競います。
そして中心に当たれば10点が加算され、以下得点となる円の帯が外に広がるごとに9点、8点…と下がっていきます。
一見簡単そうに聴こえますが、標的の中心はわずか直径12cmととても小さいのです。
70m先と遠い場所からCDほどの小ささめがけて矢を放ちます。
そのため体力や技術はもちろん、わずかな雑念がミスにつながる競技であり、メンタルの強さが勝敗の決め手となると言われています。
優勝候補だった選手でもプレッシャーでミスをしてしまうということも十分にありえます。
アーチェリーには超人的な技術と集中力が求められる競技です。
オリンピックでは、アーチェリーには男子女子の個人、3人で行われる男子女子それぞれの団体と男女混合団体とあります。
【パラリンピックでのアーチェリー】
実はオリンピックのアーチェリーとほぼ同じルールで行われますが、障がいの内容や程度に応じて補助用具の使用が認められています。
競技種目は3部門に別れ、弓の形が異なる「リカーブオープン」と「コンパウンドオープン」、そして、四肢に障がいがあり、車いすを使用するW1クラス限定の「W1」があります。
- リカーブオープン W2(下半身の障がいにより車いすを使用)もしくはST(立つか、いすに座って競技)対象。
- 70メートル先にある直径122センチメートルの的で、10点を中心に外側に向かって点数が低くなり1点まで得点率がある的を使用します。
- コンパウンドオープン W2・ST対象
- 50メートル先にある直径48センチメートルの中心が10点で外側に向かって点数が低くなり5点の得点帯まである「6リング」と呼ばれる的を使用します
- W1対象部門
- 50メートル先にある直径80センチメートルの中心が10点で外側に向かって点数が低くなり1点の得点帯まである的を使用します。
リカーブはオリンピックでも使われる一般的なタイプ。
一方のコンパウンドは上下の両先端に滑車がついたタイプで、その滑車の働きによってリカーブとは異なる力で弦を引き、矢をうつことができる弓だそうです。
そのためオリンピックでは見ることができないパラリンピック特有の弓になっています。
つまりリカーブオープンとコンパウンドオープンではそれぞれ弓の形が異なるのも特徴ですが、W1部門はどちらの弓を使うかは選手の自由です。
実施種目は各部門の男女個人と混合戦の9種目です。
【まとめ】
パラリンピックのアーチェリーはオリンピックとほとんどルールに変わりがないので、とても初心者にとって入りやすい競技だということがわかりましたね。
オリンピック・パラリンピック共に日本人選手たちが強くなってきているそうです。
ぜひみなさんアーチェリーに注目してみては?