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【川原健一の疑問】高級食パン経営はなぜ流行した?

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こんにちは。ごはん派かパン派かというより炭水化物派の川原健一です。

 

炭水化物ってどの食材も美味しいですよね。

 

糖質ダイエットが流行しているその一方で最近、食パンがじわじわと流行しているのをご存知ですか?

パン派の人たちにとって欠かせない食パンが、『高級食パン』として新たなブームを築いているのです。

 

『高級食パン』とは素材や製法にこだわった食パンだけを売る業態で、全国で人気店がぞくぞくと展開されているそうです。

 

スーパーなど手頃な価格でに手に入る従来の食パンにはない風味と食感が消費者を魅了し、なんと1斤400円以上という高価格にもかかわらず、連日飛ぶように売れているそうです。

 

なかには数日前に予約しないと購入できない店もあるそうですよ。

 

ですがなぜ色々な種類を販売しているパン屋ではなく、『高級食パン専門店』が人気なのでしょうか?

 

今さらながら調べてみました。



【高級食パンが人気になったきっかけ】

高級食パンブームの火付け役となった『乃が美』の阪上雄司社長によると、景気に左右されない食ビジネスを模索する中で、「赤福」などの老舗が生き残った理由を考えたそうです。

 

阪上社長が導き出したのは、会社の代名詞になるような唯一無二・日本一の商品があれば、流行や世情を超えて支持されると結論付けたそうです。

 

そんな商品を模索しているさなか、訪れた老人ホームでお年寄りの方が食パンの耳を残しているのを見て、「大手メーカーの食パンはいろいろあるが、耳の美味しいパンはない」と思いついたそうです。

 

そして、阪上社長は食パンに特化したビジネスに舵を切ることを決めました。

粉の種類や原料の配合、焼く温度や時間などを変えて2年以上研究を重ね、ついに耳まで美味しい「生」食パンを完成させたのです。

発売当初、本店のある大阪では「高すぎる」と批判があったそうですが、次第に「安い」に変わり、根強いファンを獲得したそうです。

 

味と品質へのこだわりが口コミで評判となり、現在乃が美は首都圏を含めた全国各地に110店以上の店舗を展開しています。

 

こうした究極の単品販売で1日2万本以上を完売し、2018年には年商100億円に達したそうです。



【従来にはない新しい製法で差を付けた】

乃が美の阪上社長が「耳まで美味しいパン」を作るために従来の食パンの製法とは異なる作り方にこだわりましたように、こうして高級食パンが人気になっていったのは、新しい製法で作られたことも一因です。

 

また、高級食パンブームを加速させた立役者の一人であるジャパンベーカリーマーケティングの岸本拓也さんはこう分析します。

 

「現在流行の食パンは、焼き方や発酵のタイミングなど、従来の常識とは異なる新しい製法で作られているものが多いんです。……リーマンショック以降、個人の価値観が多様化する中、こうした既存の食パンとは違う風味の食パンの存在に消費者が気付いたというのがまず大きな要因です」 

 

パン派の人たちにとって欠かせない食べ物である分、食パンなんてみんな同じと思われてきました。

しかしそんな食パンに味や香りなど個性を打ち出して違いを明確にさせたのも、消費者が「食パンを選ぶ」という発想のきっかけとなったらしいです。

 

コンセプトを絞ったことも成功の一つと岸本氏は伝えています。

 

「1000円でパンを買うなら、従来型のパン屋で『どのパンがおいしいだろうか』と迷うより、2斤1000円でお釣りが出るぐらいの価格で、間違いなくおいしいものが買えるという食パン専門店の方が、消費者のニーズに合っているのだと思います」 

 

 

【高級食パンブームは今後どうなる?】

高級食パンブームは今後どうなるのでしょうか?

 

岸本氏は「高級食パンは一過性のものではなく、1つのジャンルとして定着していくだろう」と話しています。

 

食パンはほかのパンと違って、毎日買っていく固定客が多いパン。朝食で食パンを食べ慣れた家庭が増えているそうです。

 

パンを購入する人々で、高級食パンを買う人は固定していくということですね。

 

 

【まとめ】

高級食パンについて調べてみました。

高級食パンを通じて色々な世間の分析も知ることができ、大変勉強になりました。

今度休日には高級食パンを買いにでかけてみたいとおもいます。

 

【参考記事】

leaders-online.jp

news.livedoor.com