【川原健一の調査】イギリスには父と娘のためのヘアアレンジ教室があるらしいけどその真意は?
こんにちは、川原健一です。
近年、女性が社会に進出する機会が増えてから、子育てを積極的にする父親のことをイクメンということがあるそうですね。
しかし実際、父親として子育てをすることが増えたとしても、難しいのが現状ですよね。
一人の人間を育てるのは本当に正解が無い分手探り状態でしょう。
特に娘を育てることは父親にとって同性では無いからより難しいと言われます。
実際私の職場でも思春期の娘とどう接していけば良いのかわからないという方もいますし、はたまた幼稚園の娘を持っている方でも娘から嫌われていると悩んでいる方もいます。
一方日本から遠い国、イギリスでも少なからず父娘のコミュニケーション問題の解決手段のひとつとして気になるトピックを見つけました。
イギリスの北部地方にある街ヨークで、娘を持つ父親たちが月に一度集まる習い事があるというのです。
それは娘の髪の毛をアレンジする技術を学ぶ教室です。
お父さんたちがぎこちないながらも娘の髪の毛をとかし、プロのヘアスタイリストの講師のもと、三つ編みから難易度の高いオシャレな髪型を覚えていきます。
講師のマリア・スミスさんはちょっとしたコツを覚えれば誰でも簡単に出来ると話します。
幼稚園の先生から褒められた女の子もいるそうです。
幼稚園の先生「可愛いヘアスタイルね!お母さんにやってもらった?」
女の子「ううん、おとうさんに」
というようなことが教室に通っている女の子に経験があったそうですよ。
娘のお世話をまず髪の毛からっていうのはとても良い発想なのではないでしょうか。
【ヘアアレンジ教室の意図は?】
もちろんヘアアレンジ教室は可愛くなりたい娘の願望に父親が手助けするという目的もあるかもしれません。
ヨークにいる父親向けのコミュニティ「Yorkey Dads」を設立したジャック・ウッドハムズ氏によると、娘のヘアアレンジを覚えるのは二の次だといいます。
「大事なのは話をして心を開くことです。」
ヘアアレンジをしながら父娘が距離を縮める機会であることはもちろん、父親同士のコミュニケーションの場にもなっているそうです。
たしかに教室に通うことで色々な情報交換もできますし、同じ目的を持つお父さん方々ですし円滑なコミュニティとして成り立ちそうですよね。
【イクメンはどうしていく?】
日本では仕事は父親、家庭環境は母親という役割分担が色濃くありました。
そして今では女性の社会進出に始まり、男性も家事や、専業主夫という立ち位置になることも増えました。
しかし、この歴史は極めて浅いですよね。
どうしても男は仕事、女は家事子育てという歴史が長すぎると私川原健一は考えています。
若い男性でも仕事中心の父親像を見て育っている方が多いため、女性よりも子育てや家事をする方法を知らない方もいらっしゃるのも事実です。
もちろん、女性もどうやったら男性が家事子育てに理解できるようになるのかもわからないと個人的に感じます。
今まさに転換期なのではないでしょうか。
だからこそ、月に一回だけのヘアアレンジ教室などをきっかけに娘とのコミュニケーションを維持し、父親同士のコミュニティも必要なのかもしれません。
遠いイギリスの話でしたが、とても考えさせられるトピックでした。