【川原健一の疑問】そもそもミシュランって何なのか
こんにちは。川原健一です。
美味しいものは大好物なのですが、あまり有名なお店に詳しくないのです。
やはりいい年なのでとりあえず「ぐるなび」や「ミシュランガイド」を本屋で購入しました。
ミシュランガイドブックは「快適さと適正な値段のレストランに星をつける」というわかりやすく説明してくれているのも良いですね。
さてさて、と読んでいくうちにひとつの疑問が浮かびました。
「ミシュランとは何ぞや?」と
本屋にはずらりとグルメガイドの本はありますし、テレビ番組でもグルメ系にハズレはないと言われるほど数々のグルメ紹介はあります。
ですがなぜこれほどまでに「ミシュラン」がずば抜けてブランド性があるのでしょうか。
「高いから?」「美味しいから?」と色々思いついてはいたのですが、そういうわけでもなさそうですよね。
というわけで今回はミシュランについて調べていきたいと思います。
【ミシュランとは】
ミシュランガイドとは、フランスのミシュラン社によって出版されているグルメガイドブックです。
あのタイヤメーカー・ミシュランと同じだそうです。ミシュランマンのキャラクターが目印ですよね。
ミシュランガイドは赤い表紙が特徴的なため、「レッドガイド」「レッドミシュラン」と呼ばれることもあります。
日米欧州の各国様々な地域版があり、合計で年間約100万部が販売されているそうです。
ほかにも緑色を基調とした装丁からグリーン・ミシュランと呼ばれる旅行ガイドブックや自動車旅行向けの道路地図などもあります。
【ミシュランガイドの歴史】
ミシュランガイドはパリ万博が実施された1900年にフランスで発行されました。1900年といえばギリギリ18世紀の時代です。
おそらくグルメガイドを載せても移動手段がそこまで発達していない時代なので、売上は見込めるのか未知数だと思います。
そんな時代になぜグルメガイドとなのかというと、ミシュラン社が元々タイヤメーカーだということが肝です。
当初あくまでドライバーのために作られたガイドブックだったそうです。
先程も述べましたが、当時はまだクルマが一般人にほとんど普及していなかった時代です。また、クルマ自体も全く精密機械が発達していなかった時代のため「ドライブ」といっても今のような快適なものではありませんでした。
クルマを運転して色々な美味しいレストランに行ってほしいということで、ミシュラン社はミシュランガイドブックを制作しました。
パリ万博が行われた年だったため、多くの人がドライブをすると見込みがあったのでしょう。
【ミシュランに選ばれる基準】
現在のミシュランの情報収集は、本や雑誌、インターネットやSNSなど編集部から寄せられたありとあらゆるものから集め、そして選定するのだそうです。
そして「素材の質」「調理技術の高さ、味付けの完成度」「料理の独創性」「コストパフォーマンス」「常に安定した料理全体の一貫性」という世界共通の5つの基準をもとに匿名調査員が複数回調査を行い、合議制で決定します。
星の目安としては、
- 一つ星★:そのカテゴリーで特においしい料理
- 二つ星★★:遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理
- 三つ星★★★:そのために旅行する価値のある卓越した料理
となっています。
【まとめ】
もしかすると私たちのお気に入りのレストランにミシュランの調査員がいるのかもしれません。
そう考えるととてもおもしろいですね。
みなさんもぜひドライブのお供にミシュランガイドを持っていってはいかがでしょうか。