【川原健一の調査】鉄分不足はメンタルヘルスに関わる?
こんにちは、川原健一です。
先日、冬季うつについてブログを書かせていただきました。
冬季うつについて調べている間、ひとつ気になるトピックを発見しました。
なんと鉄分が不足すると、うつ病と似た症状が出てしまうということが判明されたということです。
鉄分不足は女性に多くみられるそうですが、年末年始の忘年会続きで偏った食生活をしている私には気になるお話しです。
今回は鉄分不足とメンタルヘルスについて記事を集めてきましたので、まとめていきたいと思います。
【鉄分不足はどのような症状が?】
まず、鉄分不足が続いてしまうと貧血になってしまうというのは聞いたことがあると思います。
鉄分はとても重要な働きをしており、体内の酸素の運搬や貯蓄に強く関わる栄養素です。
血液の成分のうち、赤血球にあるヘモグロビンは酸素をからだの隅々まで運ぶ働きをしています。このヘモグロビンができるときに、鉄分を必要とします。
体内の鉄分が不足すると、ヘモグロビンの合成がうまくいかなくなります。すると赤血球中のヘモグロビンが減り、また、赤血球そのものも小さくなってしまいます。
その結果体内への酸素供給量が減り、疲れやすくなるそうです。
鉄分不足になると
- ホルモンへの影響(甲状腺ホルモンの成熟障害、不妊症)
- 白血球・免疫への影響(抵抗力の減少)
- 消化系に及ぼす影響(嚥下障害、食欲不振、下痢、便秘、氷を好んで食べる)
- 不定愁訴:頭痛、イライラ、耳鳴り、肩こり、寝坊癖、疲労、むずむず脚など
を引き起こしてしまいます。
【鉄分不足はうつっぽい症状が】
ではどうしてうつの様な症状が出始めるのでしょう?
実は鉄分は血液中の鉄分が不足すると、ヘモグロビンを生成するだけでないそうです。
脳内神経伝達物質が、タンパク質を原料として造られる際に鉄分が必要なのだそうです。
例えば、心を安定させる「セロトニン」や、やる気を促す「アドレナリン」、多幸感を得られる「ドーパミン」が必要な時に作れなくなってしまいます。
その結果、鉄分が不足すると、うつやパニック障害といった症状が出始めるということです。
例えば、女性が出産後情緒不安定になることが多いのも鉄不足が関係しているといわれています。
【鉄不足にならないために】
鉄分を補給するためには、もちろん鉄分のたくさん入った食物が必要となります。
- 肉類
- 魚介類
- レバー
- 大豆
- 卵
- 乳製品
- 海藻類
を意識した食べ物がいいそうです。
吸収率は魚介類や肉が良いそうですが、ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率はあがるそうです。
難しければサプリメントを利用するのも手でしょう。
ただし鉄分を取りすぎると内臓に良くないので、もちろんバランスの整った食事が第一です。
【まとめ】
鉄不足でメンタルヘルスに影響が出てしまうというのは驚きでした。
意外と忘れてしまいがちな鉄分。これからは意識して鉄分をとっていきたいですね。
寒い季節と鉄不足でうつにならないよう、食生活に心がけていきましょう!