【川原健一の疑問】ゾウの記憶力がすごいらしい
こんにちは、川原健一です。
最近、自宅のパソコンにオンラインメモサービス「Evernote」をインストールしました。
アナログ人間なもので、トレンドに遅れている気がするんですが、無料会員登録すればノートとしてデジタル保存できるのです。(グレードによって有料もあります)
たとえばWebページの保存や記事録、メモなど色々な目的で使用することができるのです。
つまり大事なことが書いていたメモを忘れたといううっかりも無くなります。
紙のノートは書きやすいし、頭も働くと思うのですが、かさばったり整理しないと紛失してしまう恐れがあるので、その点はEvernoteはとても便利ですね。
しかしなぜゾウのアイコンなのでしょう?
Evernote日本法人会長外村仁氏によると実は英語圏では「Elephants never forget(ゾウは決して忘れない)」ということわざがあるそうです。
そのため英語圏では「記憶力が良い=ゾウ」と想起しやすいため、Evernoteのシンボルとしてゾウが描かれています。
「象は記憶力がいい」Evernoteの外村仁氏が日本人には意外な象マークの真実を語る - 週アスPLUS
そういえば、以前ディズニー映画「ズートピア」にて記憶力がよくないゾウ「ナンギ」というキャラクターが数分のシーンですがいたような気がします。
「ゾウなのに記憶力が良くない」というのが、アメリカや他英語圏では皮肉的でおもしろいのかも知れません。
ですが本当にゾウは記憶力が良いのでしょうか?
調べてみるととても興味深いことを発見しましたので共有したいと思います。
【ゾウは記憶力が良いだけではない】
ゾウは記憶力が良いという言葉は科学的にも証明されているそうです。
ゾウは群れの約30頭もの仲間たちを全員覚えており、他の群れや敵意のあるゾウに遭遇しても危険を察知する能力があると言われています。
また、この記憶力は危険察知能力という時以外のささいなことでも発揮すると考えられています。
例えばほんの短い期間に一緒に芸をしただけの2頭のサーカスゾウが23年ぶりに再会した時、2頭はお互いを覚えていたといいます。
このようにゾウは記憶力が良いというのは本当のことなのだそうです。
これにはゾウは陸上の哺乳類の中で最も大きな脳を持っており、身体と脳のサイズ比にしてみるとチンパンジーと同等の比率だそうです。
さらに脳の構造上では人間の脳に近く、高度に発達しています。
そのためゾウは記憶力が良いだけではなく、感情や思考も豊かなのだそうです。
感情が豊かであり、共感性の高いゾウ。
仲間のゾウの子どもを共に育てるのはもちろん、人間以外で仲間の死を埋葬し弔う唯一の生物がゾウだそうです。
(ナショナルジオグラフィック提供の映像・野生の象たちが仲間の死を悼んでいます)
このようにゾウは記憶力が良く、感情が豊かなために、人間以外で心的外傷を受けてしまう動物はゾウのみと言われています。
密猟で仲間を殺害された恨みや心的ストレスでゾウが人間の村を襲うことも少なくありません。
また、ゾウはクリエイティブな才能もあります。長い鼻を自由に使って、色々なことに取り組むこともあります。
人間の考えた罠を出し抜いたりすることもあれば、絵を描くこともできます。
(長い鼻を使って絵をかいているゾウ。私よりも絵心があります。)
【まとめ】
ゾウは記憶力が良いだけではなく、知能も高いということがわかりましたね。
日本(というより私の周り)では馴染みがあるようでない動物なので初めて知ることが多く驚きました。
みなさんもぜひ動物園に行った時、ゾウのエリアで彼らを観察してみてはいかがでしょうか?