【後編】『ソニック・ザ・ムービー(Sonic the Hedgehog)』炎上の一連を見て川原健一が思うこと
前回の投稿では、人気ゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の実写版映画の炎上そして急遽修正実施→公開延期の流れを説明しました。
kawaharakenichi.hatenablog.com
(修正後の予告編 高評価の模様です)
今回はその後編としまして、私川原健一の個人的な感想を話したいと思います。
【一連の炎上で考えること】
私川原健一が思ったのは、この一連の流れでネット上の影響力とは想定以上だということです。
あのハリウッドでさえ、公開延期にしてまで変更するのですから。
今回はソニックという元々根強いファンが世界各国にいたからこのような炎上に繋がったのではないかと思います。
そもそも実写版とは、ある程度の興行収入が見込めるコンテンツと思います。
それゆえの怠慢・話し合いの少なさ・ニーズのリサーチ不足に繋がったのではないでしょうか。
キャラクターデザインがリークしたというのも、その結果なのかな〜と私は思います。
(戦略的であったなら仕方ないですが)
しかし、ファンが多い分、期待も大きいということです。
予想とは違ったキャラクターやストーリーでファンの期待を裏切れば、炎上もする諸刃の剣なのです。
この一連の炎上で映画業界にとってはより慎重にしなくてはならない事態になったと思っています。
なぜならネットの反応次第で変更するという例を作ってしまったということです。
修正をするにはコストも時間も大きくかかります。
CGを作るのには大変時間とお金がかかるのです。
このようなソニック事変にならないためにも、映画会社は「人気作品の実写版」「人気俳優起用」というだけで決定してはいけないですね。
ハリウッドの判断も覆るほどネットの力はかなり大きいです。
また、元々いたファンの目は鋭いということも念頭におかなくてはならないのではないでしょうか。
制作側よりもずっと前からその作品を熟知しているのですから。
その成功例が「実写版名探偵ピカチュウ」でしょう。
監督からのポケモン愛が見受けられ、アニメやゲームとは違うふわふわのピカチュウも最初は驚かれましたが、ファンも次第に愛着が湧いてくる作品になっていったと個人的に思います。
私も劇場でみたポケモンがいる世界が忘れられずブルーレイ買ってしまいました。
(YouTubeのコメント欄でも多くの人がソニックと比較されています。)
ネットの影響力や実写版の諸刃の剣……これからメディアが変わっていく瞬間を目の当たりにした気分です。
しかし私としては、制作側はファンのニーズを考慮しつつも、怯えず作品を生み出していってほしいと思います。
『ソニック・ザ・ムービー』映画公式サイト