【川原健一の疑問】クリスマスはキリストの誕生日ではない
こんにちは。川原健一です。
クリスマスがもうあと少しに迫っていますね。
クリスマスの賑わいっぷりや、寒い冬に煌々としたイルミネーション、数々のイベントを見ていると、クリスマスの影響力とは本当に大きいのだなと思います。
私が以前飲食業に携わっている方に伺ってみると、「クリスマスは冬とあって野菜の原価が高くなるけれど、売上もある。その需要と供給をしっかり見極めないと難しいんですよ」と話していました。
その話しを聞いてから、「このイルミネーションも電気代がどこから捻出しているのか」「このふんだんに使われたいちごのケーキは売上で賄っているのか?」といった色々な疑問が浮かぶことも増えてしまいました。
その中でひとつ浮かびあがった疑問が、
「クリスマスってキリストの誕生日なんだよな?」
ということです。
当たり前に思っていましたが、実はそうでもなさそうなのです。
というわけで今回はクリスマスがなぜ出来たのか調べてみました。みなさんと共有できたらなと思います。
【クリスマスの意味】
クリスマス=イエス・キリストの誕生日
というわけではないのです。
正式に言うと「クリスマス=イエス・キリストの誕生を祝う日」となっています。
というのもイエス・キリストがいつ誕生したのか、今もなお議論中のようです。
クリスマスを英語にすると『Christmas』となり、解体すると『Christ=キリスト』、『mas=ミサ』ということになります。
「イエス・キリストの誕生は闇夜を輝かしく照らす光とされ、「世の光」「正義の太陽」と呼ばれていました。
太陽信仰が盛んだった4世紀ごろのローマでは、12月25日が太陽神「ミトラス」の主祭日でした。そこでローマ帝国が、同じ12月25日を光や太陽にたとえられたイエス・キリストの降誕祭としたとされています。
加えて、この時期は北半球では一番日が短くなる冬至。冬至を過ぎると、太陽の出ている時間が長くなることから「太陽復活の日」とされています。これらの背景から「太陽」や「光」に関連する3つのお祝いを統一して祝祭日とされた可能性があるのです。」
キリスト教でも色々な説があるのですが、キリストの誕生を太陽の光が強い日(12/25)にキリストの誕生祝う日を設けたと考えられているそうです。
意図せず大変むずかしいトピックになってしまいましたが、クリスマスはイエス・キリストの誕生日ではないということはわかりましたね。
しかしひょっとするともっと宗教学の研究が進んでいき、「12月25日が誕生日だった」、もしくは「違う日が誕生日だった」と判明する可能性もありますね。