川原健一、TEDトーク『聞き上手になる5つの方法』という動画で学ぶ
こんにちは、川原健一です。
みなさんは聞き上手と言われたことはありますでしょうか?
私は全くありません。話すことも苦手なのですが、聞くことも苦手意識が芽生えて来ました。
というのも最近情報を鵜呑みにしてしまったり、他人の意見より自分の考えが先行してペラペラと話してしまったり、夜帰宅した後にしくじったな〜と思う反省の日々ですね。
なんとかしないとな〜という思いで本屋に行ってみたり、専門家の話などを検索していました。
その中で気になる動画をひとつ見つけました。
音やコミュニケーションについて研究している専門家ジュリアン・トレジャー氏「聞き上手になる5つの方法」というものです。
トレジャー氏は専門家の立場から、意思疎通に必要な聞く力が十分に発揮できていないことを伝えています。
トレジャー氏によるとコミュニケーションの中で聞くという行為はおよそ6割が占めているそうですが、耳から入る情報はたった25%しかないという状況だそうです。
この動画は2011年のTEDトークで発表されたプレゼンですが、あながち今も同じなのではないかと思います。
聞く練習がないがしろにされているために、週刊誌やネットニュースでは大げさに書かれたタイトルやほぼフェイクニュースに近い形の記事がより読者に好まれてしまいます。
つまり裏を返せば、たとえ真実であってもキャッチーではない声・情報には耳を傾けなくなってしまっているのではないでしょうか。
トレジャー氏は『音から意味を取得すること』の重要さ、そして訓練する大事さを主張しています。
この『音から意味を取得すること』を習得することで、雑音と情報を聞き分ける能力が培われ、対人関係もより円滑になるとトレジャー氏は説きます。
【聞き上手になる5つの方法】
ここではトレジャー氏が提案した聞き上手になる5つの方法についてまとめていきたいと思います。
①1日3分無音の時間を設ける
トレジャー氏によると、無音の時間を過ごすことで、耳のリセットをするそうです。
無音にいると静かな音つまり普段耳にしていなかった小さなことが聴こえるようになるといいます。
②身の回りの音に耳を澄ます
トレジャー氏は、動物の声や身の回りの音は単一ではないと言います。耳を澄まして聞き分け、その音のルーツを考えることでリスニングの向上が出来ます。
③ありきたりな音を楽しむ
②のような身の回りの音に注意し、そして楽しむことも重要といいます。普段注意して聞いていない音を楽しむことも音から意味を取得するポイントです。
④聞く立場を決めていく
話し手や相手の言葉に合わせて聞き取る対象を考えきめていくことです。
時々その人の言葉を批判的に聞いてみたり、完全に受け手として聞いてみたり、様々な位置があります。
これは聞き上手になるためにトレジャー氏がもっとも重要と説く方法です。
⑤RASAを理解する
RASAは頭文字です。
RはRecieve(注意深く聞くこと)
AはAppreciate(理解する・意思表示をする)
SはSummarise(要約)
AはAsk(質問する)
この4つを会話のなかで意識的に捉えられれば、耳から入る情報をより理解できるようになります。
【まとめ】
このように耳から入る情報を意識的に考え、練習することは必要不可欠だとわかりました。
まず仕事や日常生活のコミュニケーションがよりよくなる気がしますね。
今日から私も意識的に変えていこうかと思います。
ジュリアン・トレジャー氏の公式サイト